
代表取締役社長
中川博司
「平成23年3月期を終えて」
主力の非臨床試験事業におきましては、製薬企業からより信頼されるCROを目指して、高度で専門的な知識と技術を持つ人材の育成のために人事制度を改革し社員教育に力を入れるとともに、AAALAC International完全認証の更新、資料保存施設の本社への移設増設等施設の拡充を図り、また主力のサル試験の増加に備えフィリピン子会社(INARP)で高品質のサル育成に努める一方で中国海南島ルートからの調達実績を重ね、サルの安定的確保に取り組んでまいりました。なお昨年3月開設のヨーロッパ支所では、スイスを中心に広く欧州市場へ知名度の浸透を図ってまいりました。
臨床試験事業におきましては、INARP施設を使用した臨床試験が売上となりました。今後この実績をもとに一層の営業活動に努めてまいります。またサロQT試験(医薬品の循環器への副作用をヒトにより評価するための試験)の事業化に向けた取り組みでは、心電図解析の専門機関である米国Cardiocore Lab, Inc.と平成23年1月業務提携を締結いたしました。同時に日本国内の治験施設でのサービスを加えたことにより製薬企業の関心は高まっており、今後は事業基盤の確立に向けた営業体制強化を実施してまいります。
環境事業におきましては、脱臭装置及び保守業務や付随する消耗品の販売に、製薬企業研究所への動物飼育機材の大型案件が加わったことから過去最高の売上及び利益となりました。
こうして取り組んでまいりました結果、環境事業で大きく伸長しましたが主力の非臨床試験事業が低迷したことから、 当期における業績は、売上高3,937百万円(前期比5.0%増)、営業利益129百万円(同23.2%減)、経常利益74百万円(同51.6%減)、当期純利益21百万円(同67.7%減)と増収減益となりました。
引き続きより一層信頼されるCROを目指して取り組むとともに、受注拡大に向け営業力を強化してまいります。
今後とも引き続き倍旧のご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
代表取締役社長
医学博士 中川博司
![]()