薬理試験|サービス案内
トップページ » サービス案内 » 薬理試験

薬理試験

イナリサーチでは、サルを中心として中枢神経関連および眼科関連において特殊な薬効評価試験も実施しています。

写真:薬理試験のイメージ

中枢神経関連試験

  • 抗パーキンソン病薬評価試験
    MPTP誘発パーキンソンモデル動物(カニクイザル)を用いた試験:
    • MPTPの反復投与により、自発運動低下、振戦、筋強直、フリージングなどの一般状態変化を発現するパーキンソンモデルサルを用い、薬物の治療効果を検索します。
      振戦、動作緩慢、筋緊張亢進などの一般状態変化のスコア付け、自発運動量の測定、黒質・線条体におけるドパミンおよび代謝物の含量測定、ならびに黒質におけるチロシンハイドロキシレース免疫染色陽性細胞数の計数などを指標に検索します。
  • 抗疼痛薬評価試験
    疼痛モデル動物(ラット、カニクイザル、アカゲザル)を用いた試験:

    以下のモデル及び方法にて薬物の鎮痛効果を検索します。
    • ビール酵母誘発疼痛モデル(ラット):Randall-Selitto
    • Tail flick法(マウス、ラット)
    • 収束光または温湯を用いた熱刺激誘発疼痛モデル(カニクイザル、アカゲザル):Tail withdrawal
    • 神経因性疼痛モデル(カニクイザル):収束光または機械刺激によるfoot withdrawal
  • 抗掻痒薬評価試験
    掻痒モデル動物(マウス、アカゲザル)を用いた試験:
    • サブスタンスP誘発掻痒モデル(マウス)

    • サブスタンスPの皮内投与で生じる皮膚掻き回数を自動計測し、被験物質による皮膚掻きの抑制効果を検索します。
    • モルヒネ誘発性掻痒モデル(アカゲザル)

    • 皮膚掻き行動をビデオカメラにより撮影し、被験物質によるモルヒネ誘発性皮膚掻き行動の抑制効果を検索します。
  • 抗ADHD(注意欠陥多動性障害)薬評価試験
    • 注意機能に関する試験(カニクイザル):

    • 餌強化によるレバー押し行動を訓練した動物を用いて、ランプが点灯してからレバーを押すまでの反応潜時の測定により薬物の注意力機能への影響を検索します。

循環器関連試験

  • 抗高血圧薬評価試験
    • 高血圧モデル動物(SHRラット)を用いた試験:

    • 薬物の降圧効果を非観血式血圧測定により検索します。

骨粗鬆症関連試験

  • 抗骨粗鬆症薬評価試験
    • 卵巣摘出骨粗鬆症モデル動物(ラット)を用いた試験:

    • 成熟動物の卵巣を摘出して作製した骨粗鬆症モデル(OVXモデル)を用いた、骨密度、骨破壊強度、骨代謝マーカーの測定および骨形態計測により、骨粗鬆症に対する薬物の予防および治療効果を検索します。また腰椎および脛骨の骨密度を生体位で経時的に測定します。
    • 骨量減少モデル動物(ラット)を用いた試験:

    • 坐骨神経切除により作製した骨量減少モデル(神経切除モデル)を用いて、骨密度、骨破壊強度、骨代謝マーカーの測定および骨形態計測などを行うことにより、骨量減少に対する薬物の予防および治療効果を検索します。
    • DXAによる骨密度測定、骨破壊強度測定、骨形態計測等(マウス、ラット):

    • 摘出骨の各種測定を行います。

眼科関連試験

  • 緑内障、高眼圧治療薬評価試験
    • 高眼圧モデル動物、緑内障モデル動物(ウサギ、カニクイザル)を用いた試験:

    • 眼圧測定訓練を受けた正常眼圧動物(ウサギ)およびカニクイザル)またはアルゴンレーザー照射により作製した高眼圧モデル(カニクイザル)を用いて、覚醒下における薬物の眼圧への影響を検索します。
  • 角膜内皮障害治療薬評価試験
    • 角膜内皮障害に関する試験(有色ウサギ、イヌ、カニクイザル):

    • スペキュラーマイクロスコープを用いて角膜内皮細胞の変化をとらえることで薬物の角膜内皮細胞への影響を薬理作用的に検討することができます。
  • 眼内炎症治療薬評価試験
    • 眼内炎症に関する試験:

    • 眼内炎症の指標である房水中蛋白濃度を定量的に測定できるレーザーフレア測定装置を用い、抗炎症点眼薬等の薬効評価を検索します。
      ※ 硝子体や前眼房、テノン嚢下投与も可能です。

血糖関連試験

  • 抗糖尿病薬評価試験
    • 糖尿病モデル動物(マウス、ラット)を用いた試験:

    • STZ糖尿病マウスやZDF II型糖尿病ラットを用いて、血糖、インシュリン、中性脂肪、遊離脂肪酸などを指標に、薬物の効果を検索します。またNODマウスやKK-Ay/Taマウスを用いて、インスリン依存性・非依存性糖尿病に対する薬物の効果を検索します。

腎炎関連試験

ラットの各種腎炎モデルを用いて薬物の効果を検索します。

  • ネフローゼモデル
    • Puromycin aminonucleoside(PAN)腎症モデルの単回腹腔内投与により作製し、尿蛋白抑制効果のスクリーニング試験として利用可能です。
  • 腎不全モデル
    • 3/4~全腎摘出により作製した急性または慢性腎不全モデルとして利用可能です。
  • 糸球体腎炎モデル
    • 抗Thy-1腎炎モデル

    • 抗ラット胸腺細胞ウサギ血清を投与によって誘発されるメサンギウム増殖性腎炎モデル。 短期の腎炎薬効スクリーニングモデルとして利用可能です。
    • 血清病型腎炎モデル

    • 卵白アルブミン(OVA)を惹起抗原として、腎糸球体に免疫複合体が沈着することにより誘発する腎炎モデル。
    • IV型コラーゲン誘発性糸球体腎炎モデル

    • ウシの腎糸球体から精製されたIV型コラーゲンNC1を皮内免疫して惹起する抗糸球体基底膜腎炎モデル。自己免疫性糸球体腎炎モデルとして利用されています。

栄養輸液関連試験

  • TPN(Total Parenteral Nutrition)による栄養学的効果に関する試験(イヌ、サル)
    • イヌあるいはサルを用いて、最長3ヵ月間持続投与(24hr IVH)を行い、水分代謝、電解質代謝、糖代謝、アミノ酸代謝などに対する栄養液の効果を検索します。イヌの外科侵襲モデルでの試験実施も可能です。

その他

各種モデル動物を作製して、薬物の効果を検索します。

  • 関節炎モデル動物(ラット、マウス)を用いた試験:
    • CollagenまたはAdjuvant誘発関節炎モデルを用いて、発症率および炎症スコア、病理組織学的スコアを指標として、薬物の抗炎症効果を検索します。
  • 卵巣摘出ラットの子宮および膣萎縮抑制作用に関する試験(ラット)
    • 卵巣摘出後の生殖器官重量などに対する薬物の効果を検索します。
  • 血液凝集試験
    • 血小板凝集計(光学凝集法)を用いた血小板凝集への影響を、in vitro、ex vivoで評価します。
  • 担がんモデル動物(担がんマウス)を用いた試験:
    • 各種がん細胞を移植したモデルでの薬効試験が可能です。

※現在、サルを用いた各種薬理試験について技術系ベンチャーラボとの技術コラボレーションにより実績を広げております。記載なき試験についてもご相談下さい。

※各種自然発症モデルについてもご相談を承ります。