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安全性薬理試験

安全性薬理試験ガイドラインに基づき実施します。ご要望に応じ薬物の血中濃度測定も行います。
また、循環器系ではカニクイザルの催不整脈モデル、中枢神経系ではアカゲザルおよびラットの依存性試験など特殊な試験も実施しています。

写真:安全性薬理試験のイメージ

コアバッテリー試験

  • 中枢神経系(マウス、ラット、イヌ、カニクイザル)
    • ラット、イヌ、サルのFOBあるいはマウスのIrwin変法(体温測定を含む)を行います。
  • 心血管系(イヌ、カニクイザル)
    • 無麻酔のイヌあるいはサルを用いて、テレメトリーシステムにより心電図、心拍数、血圧を記録・測定します。
      ホルター心電計による心電図、心拍数の記録・測定も可能です。
      また静脈内カテーテル留置動物に被験物質を持続注入しながらの記録・測定も可能です。無拘束、拘束下いずれの条件下でも記録・測定します。
    • 麻酔下でイヌあるいはサルを用いて、心電図、心拍数、血圧、左心室内圧、血流量を測定します。
    • hERG電流に対する影響を検索します。(HEK293、CHO いずれの細胞も使用可)
  • 呼吸系(ラット、イヌ、カニクイザル)
    • 無麻酔・無拘束のラットを用いて、呼吸数、一回換気量および分時換気量を測定します。
    • 無麻酔のイヌあるいはサルを用いて、血液ガスを測定します。

フォローアップ試験、補足的安全性薬理試験

  • 中枢神経系
    • 一般状態(カニクイザル)
      一般状態観察(ケージサイド観察、刺激に対する反応性観察、分泌物や排泄物観察)を行います。被験物質の作用特性あるいは代謝経路などの違いからマウス、ラットでは作用検索が難しい場合、サルでの観察が可能です。
    • 運動協調性(マウス、ラット)
      マウスあるいはラットを用いて、運動協調性検査を行います。
    • 自発運動量(マウス、ラット)
      マウスあるいはラットを用いて、自発運動量測定を行います。
    • 麻酔協力/拮抗(マウス、ラット)
      ペントバルビタール麻酔に対する薬物の影響を検索します。
    • 痛覚(マウス、ラット)
      マウスを用いるTail flick法、加圧刺激法、あるいはラットを用いる加圧刺激法により、痛覚に対する薬物の影響を検索します。
    • カタレプシー観察(マウス・ラット)
      後肢での立ち上がり姿勢の持続時間を測定し、薬物のカタレプシー誘発効果を検索します。
    • カタレプシー観察(アカゲザル)
      4足静止姿勢および仰臥姿勢のそれぞれの持続時間を測定し、カタレプシーの発現程度をスコア付けすることにより、薬物のカタレプシー誘発効果を検索します。
    • 嫌悪効果試験(アカゲザル)
      餌強化によるレバー押し行動を訓練したサルを用いて、餌提示と同時に薬物を静脈内注入したときのレバー押し頻度の減少程度を観察することにより、薬物誘発性の「嫌な」効果(嫌悪効果、罰効果)を検索します。
  • 心血管系、呼吸系(ラット、モルモット、カニクイザル)
    • 慢性房室ブロック(AVB)サル(催不整脈モデル)を用いて、QT延長および致死性不整脈Torsades de Pointes(TdP)誘発作用の高感度な検討が可能です。TdPの予測精度の高い催不整脈モデルは、日米欧共同のガイドライン(ICH-S7B、2005年)においてもその必要性が言及されています。
    • モルモットの乳頭筋または心室筋を用いて、活動電位持続時間(APD)を測定します。
    • モルモットの摘出心房を用いて、薬物の心臓に対する影響を観察します。
    • 無麻酔・無拘束のラットを用いて、気道抵抗の指標となるEnhanced pause(Penh)を測定します。
  • 胃腸管系
    • 胃腸管内輸送能への影響(マウス、ラット)
      炭素末あるいはバリウムにより薬物の胃腸管内輸送能に対する影響を検索します。
    • 消化管粘膜への影響(ラット)
      薬物投与後に解剖したラットの肉眼的観察あるいは病理組織学的検査により、薬物の消化管粘膜への影響を検索します。
    • 胃液分泌への影響(ラット、イヌ、サル)
      ラットを用いる幽門結紮法、またはラット、イヌ、サルを用いる胃洗浄法により、薬物の胃液分泌への影響を検索します。
    • 腸液分泌への影響(ラット)
      薬物投与一定時間後に結紮、摘出した腸管の水分含量測定により、薬物の腸液分泌への影響を検索します。
    • 胆汁分泌への影響(ラット)
      無麻酔のラットに薬物を投与し、薬物の胆汁分泌への影響を検索します。
    • 嘔吐観察(イヌ、サル)
      薬物投与により惹起される嘔吐の回数、嘔吐物を観察します。
  • 自律神経系(ラット、ウサギ、モルモット)
    • ラットあるいはモルモットの回腸、ウサギの血管または他の摘出臓器を用いて、薬物の影響を検索します。
  • 骨格筋(マウス、ラット)
    • ラットの坐骨神経・腓腹筋標本を用いて、薬物の神経・筋接合部への影響を検索します。
  • 腎/泌尿器系(ラット、イヌ、カニクイザル)
    • 尿量および尿中のNa、K、Clを測定し、薬物の水および電解質代謝に対する影響を検索します。
  • 血液(ラット、ウサギ、イヌ)
    • 薬物の溶血性ならびに血液凝固系に対する影響を検索します。